ウェットスーツ

ロングボードサーフィンとウェットスーツ
ロングボードサーフィンにおけるウェットスーツ選びは、ボードの特性やライディングスタイルに合わせた配慮が必要だ。基本的なウェットスーツの役割は体温保持だが、ロングボード特有の動きや波との向き合い方を考慮すると、単に厚さだけで選ぶわけにはいかない。
ロングボードとウェットスーツの相性
ロングボードは、その長さゆえにパドリングのストロークが大きく、ボードの上を歩くウォーキングや、ノーズに乗るノーズライディングといった独特の動きが多い。そのため、ウェットスーツには高い運動性と柔軟性が求められる。体が締め付けられすぎると、これらの動作がスムーズに行えず、ロングボードの醍醐味である優雅なライディングが損なわれてしまうからだ。
特に肩周りや股関節、膝周りのストレッチ性は重要だ。パドリングの際に肩が自由に動くか、ウォーキングでボード上を移動する際に膝がスムーズに曲がるか、といった点が着心地とパフォーマンスに直結する。
ロングボードに適したウェットスーツの種類と厚さ
一般的に、ロングボードサーフィンでは、過度な保温性よりも運動性を重視する傾向があるため、必要以上に厚いウェットスーツは選ばないことが多い。

  • 春~秋口(水温が比較的高い時期): 3/2mm(3ミリ厚のボディと2ミリ厚の腕・足)のフルスーツや、シーガル(長袖短パン)、スプリング(半袖短パン)などが適している。特にシーガルやスプリングは、肩や膝の動きを妨げにくく、ロングボードの操作性を高める。ロングジョン(袖なし長ズボン)とタッパー(長袖上着)の組み合わせも、体の中心は温かく保ちつつ腕の自由度が高いので、パドリングが楽になる。
  • 冬場(水温が低い時期): 5/3mmや4/3mmといったセミドライスーツが主流となる。ただし、この時期でも、極端に厚手のものよりは、生地の柔らかさや伸縮性に優れたものを選ぶのが賢明だ。最新のセミドライは運動性もかなり向上しているので、多少値が張っても高品質なものを選ぶ価値はある。
    その他の考慮点
    ウェットスーツの裏地素材も重要だ。起毛素材は保温性が高いが、水の含みが良く重くなりがちだ。ロングボードで何度も波に乗ることを考えると、軽量で吸水性が低い素材を選ぶと、ボードを動かす際の負担が減るだろう。また、首周りのフィット感も大切で、きつすぎると息苦しく、緩すぎると浸水して冷えの原因となる。
    ロングボードサーファーにとって、ウェットスーツは単なる防寒着ではなく、ライディングの質を高めるための重要なパートナーと言える。自身のスタイルと快適さを追求し、最適な一枚を見つけることが、より充実したサーフィンライフへとつながるだろう。

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