厳密に言えば、うねりの状態ではボードを滑らせることはできないため、サーフィンという意味での「乗る」は難しい。
波がブレイクするとは、うねりが海底の浅い部分に到達し、そのエネルギーが解放されて形が崩れる現象を指す。このブレイクが始まって初めて、波のフェイス(斜面)が形成され、ボードを滑走させるための十分な推進力が生まれるのだ。
ブレイクする前の「うねり」の状態では、波の形はまだ丸く、水の動きも水平方向への移動が主となる。サーフボードが滑り出すためには、波のフェイスが立ち上がり、重力と波の推進力がボードに作用する必要がある。うねりの状態では、この条件が満たされないため、どれだけパドルしてもボードは滑り出さない。
しかし、経験豊富なロングボーダーの中には、波がブレイクし始めるほんのわずかな兆候、例えばうねりのトップがわずかに尖り始める瞬間を捉え、誰よりも早くテイクオフを開始することができる者もいる。これは、波がまだ完全にブレイクしていない「未完成の波」を捉える技術であり、これにより非常に長い距離を滑ることが可能になる。これはまさに、波のエネルギーが解放され始めるその寸前のタイミングを狙う、高度なスキルだ。
したがって、完全にブレイクする前の「うねり」に乗ることは不可能だが、ブレイクが始まる直前の、波が立つか立たないかの「ギリギリの波」を捉えることは、技術と経験があれば可能であると言えるだろう。
うねりからのテイクオフ
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