ロングボードにおけるロッカーとは、ボードを横から見たときの縦方向の反りのことを指す。ノーズ(先端)からテール(後端)にかけて、ボードがどれくらいカーブしているかを示す重要なデザイン要素であり、その形状はボードの性能に大きく影響する。
ノーズロッカーとテールロッカー
ロッカーは大きく分けて、ボードの先端部分の反りを指すノーズロッカーと、後端部分の反りを指すテールロッカーの2つの要素から構成される。ノーズロッカーが強いほどボードの先端が上向きに反り、テールロッカーが強いほどボードの後端が上向きに反る。
ロッカーが持つ機能
このロッカーの強弱は、波のキャッチしやすさ、スピード、ターンのしやすさといった、ボードの様々な挙動を決定する。
まず、ノーズロッカーが強いボードは、波の掘れた(ホレた)セクションや、波が急に立ち上がってくるような場面で、ノーズが水に刺さる「パーリング」を防ぐ効果が高い。また、ノーズライディングをする際にも、ノーズが波に食い込みすぎないように支える役割も果たす。しかし、ノーズロッカーが強すぎると、水の抵抗が増してパドリングや直進時のスピードが出にくくなる傾向がある。
一方、テールロッカーが強いボードは、ターンや方向転換がしやすくなる。テールが反り上がっていることで、レール(ボードの側面)を入れやすく、ピボットターン(テールを軸にした回転)のような動きもしやすくなるのだ。しかし、テールロッカーが強すぎると、パドリング時に水の抵抗が大きくなり、スピードが落ちやすくなる。
ロッカーが少ないボードの特徴
逆に、ロッカーが全体的に少ない(フラットに近い)ボードは、水の抵抗が少なく、非常に速いスピードが出やすい。パドリングも楽になり、小さな力でも波をキャッチしやすいという利点がある。しかし、波の急なセクションではノーズが刺さりやすく、ターンもしにくくなる傾向があるため、比較的フラットな波や、緩やかな波でその性能を発揮しやすいと言えるだろう。
ロングボードのロッカーは、サーファーのレベルや、どのような波でサーフィンを楽しみたいかによって、最適な形状が異なる。自分のスタイルやよく入るポイントの波質に合わせて、ロッカーの特性を理解し、ボード選びの参考にすることが重要だ。
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