フェース

サーフィンにおける波の「フェース」とは、波が立ち上がり、まだ崩れていない斜面の部分を指す。サーファーが波に乗って、様々な技を繰り出す主要な舞台となる場所だ。
ライディングの舞台
波は、沖からうねりとしてやってきて、海底が浅くなるにつれて徐々に盛り上がり、最終的に崩れる。この盛り上がってから崩れるまでの間の、ボードで滑走できる斜面全体がフェースと呼ばれる。サーファーは、このフェースの斜面を使って加速したり、ターンしたり、リップ(波のトップ部分)に向かって上がったり、ボトム(波の底部分)まで降りたりと、自由なラインを描きながらライディングを楽しむのだ。
パワーと形
良い波のフェースは、ある程度の傾斜があり、波が崩れるまでの間、長く形を保っていることが多い。フェースが急であればあるほど、波のパワーを強く感じられ、スピードが出やすい。逆に、フェースが緩やかだと、波の力が弱く、なかなかスピードに乗れないこともある。また、フェースが長く続いている波は、サーファーが横に長く走ることができ、より多くのマニューバー(技)を繰り出すチャンスを与えてくれる。
フェースを読む重要性
サーフィンにおいて、このフェースをいかに正確に「読む」かが非常に重要となる。波のどこに最もパワーがあるのか、どこがこれから崩れるのか、どこが最もスムーズに滑れるのか、といったことを瞬時に判断し、適切なラインを選ぶことで、より長く、より質の高いライディングが可能になるのだ。フェースの形状は常に変化するため、その変化に合わせてボードをコントロールする技術も求められる。
このように、波のフェースはサーフィンの醍醐味を味わう上で不可欠な要素であり、サーファーが波と一体となるためのキャンバスのような存在だと言えるだろう。

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