ストリンガー

サーフボードの真ん中、縦に入っている棒状の補強材をストリンガーと呼ぶ。これは、サーフボードにとってまさに背骨のような存在で、見えないけれど非常に重要な役割を担っているんだ。

ストリンガーの役割


ストリンガーがボードの中で果たしている役割は主に三つある。
まず、一つ目はボードの強度と剛性を高めることだ。サーフボードは波の強い力や、サーファーの体重による負荷を常に受けている。ストリンガーはボードのフォーム(発泡素材)の中に埋め込まれていて、これによってボード全体の耐久性が上がり、大きな波に巻かれたり、着地したりした際にボードが折れたり、へこんだりするのを防ぐんだ。特に長さのあるロングボードは、しなりやすく、ストリンガーがそのしなりを適度に抑えてボードの形を保つ上で欠かせない存在だ。
二つ目は、ボードのねじれを防ぐことだ。波の上でターンをする時など、ボードにはねじれるような力がかかる。ストリンガーがこのねじれ(トーション)を抑えてくれることで、ボードは安定した状態を保ち、サーファーが意図した通りにラインを描きやすくなるんだ。
そして三つ目は、ボードのしなり具合、つまり「フレックス」に影響を与えることだ。ストリンガーは主に木材で作られることが多いけれど、その素材や厚み、本数(一般的には一本だけど、クラシックなロングボードには三本入っているものもある)によって、ボードのしなり方が変わってくる。このしなりの違いが、ボードの乗り味や、波の上での反応性に影響を与え、それぞれのボードが持つ独特のパフォーマンスを生み出すんだ。
ストリンガーは、ボードの表面からは細い線としてしか見えないことが多いけれど、その一本の線がボード全体の性能と寿命を大きく左右する、縁の下の力持ちのような存在だと言えるだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました