ワックスアップは、サーフボードにワックスを塗る作業を指す。これは、波に乗る際に足が滑らないようにするための、非常に重要な準備だ。
ワックスアップの目的
ワックスアップの主な目的は、グリップ力の向上である。サーフボードの表面はツルツルしているため、そのままでは波の上でバランスを保つことが難しい。ワックスを塗ることで摩擦が生まれ、足がしっかりとボードに固定され、安定してライディングできるようになるのだ。また、ワックスはボードの特定の場所に塗ることで、スタンスの位置を感覚的に把握しやすくする役割も持っている。
ワックスの種類と選び方
ワックスには、水温に応じて異なる硬さのものが存在する。一般的に、水温が高い場所では硬めのワックス、水温が低い場所では柔らかめのワックスを使用する。これは、水温によってワックスの粘度が変化するためで、適切な硬さのワックスを選ぶことで最大のグリップ力を得られる。例えば、真夏のビーチでは「トロピカル」や「ウォーム」といった表示のワックスを、冬の寒い海では「コールド」や「クール」といった表示のワックスを選ぶのが一般的だ。
また、ワックスアップの際には、まずベースコートと呼ばれる下地用のワックスを塗るのが基本である。ベースコートは硬めに作られており、ボードの表面に小さな凹凸を作ることで、その上に塗るトップコート(実際にグリップ力を生み出すワックス)がしっかりと定着するようにする。
ワックスアップの方法
ワックスアップの具体的な方法としては、まずボードを清潔な状態にし、ベースコートをボードのデッキ面(立つ場所)に塗っていく。ワックスを円を描くように、または格子状に塗り重ねていくことで、均一な凹凸を作り出すのだ。この際、あまり力を入れすぎず、ボード全体に薄くムラなく塗るのがポイントだ。ベースコートを塗り終えたら、次に使用する水温に合わせたトップコートを、ベースコートの上から同様に塗っていく。最終的に、ボード表面にザラザラとした感触ができあがっていれば、ワックスアップは完了である。
この一連の作業は、サーフィンを安全かつ快適に楽しむために欠かせないものであり、サーファーにとっては波に乗る前の儀式のようなものだと言えるだろう。
ワックスアップ
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