潮とは、地球と月の引力によって海面が周期的に昇降する現象、すなわち潮汐のことだ。この潮の満ち引きは、サーフィンをする上での波のコンディションに非常に大きな影響を与える。
潮が最も満ちている状態を満潮(ハイタイド)、最も引いている状態を干潮(ロータイド)と呼ぶ。一般的に、ビーチブレイクのような遠浅の海岸では、干潮時には波が割れにくくなったり、海底が露出しやすくなったりするため、注意が必要だ。逆に、満潮時には波が厚くなったり、ブレイクしづらくなったりすることもある。リーフブレイクのように根が点在する場所では、干潮時に根が露出しやすくなるため、危険が増すこともあるだろう。
最適な波のコンディションは、その日のウネリや地形、ポイントの特性によって潮のどの時間帯が良いかが異なる。サーファーは、日々の潮見表を確認し、そのポイントに合った潮回りを狙って入水することが多い。
「tide」という言葉の語源は、古英語の「tīd」に由来する。
この「tīd」は、元々「時間」や「期間、時期」を意味していた。例えば、特定の時間帯、季節、祝祭日などを指す言葉として使われていたのだ。北欧の言語における「tid」(時間)も、同じ語源を持つ。
潮の満ち引きという現在の意味は、14世紀頃に現れたとされている。これは、「特定の時間」という概念から、「高潮の時間」といったように、周期的に訪れる現象の「時間」を指すようになったものと考えられている。古英語では、潮の満ち引きそのものを指す特定の単語はなく、「flod」(満潮)や「ebba」(干潮)といった言葉で表現されていたようだ。
つまり、「tide」は元々「時間」という意味を持ち、そこから「特定の時間に起こる現象」、特に「海の昇降」という現在の意味へと派生していったのだ。

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